1.はじめに
双葉幼稚園・第二双葉幼稚園は「幼いこどもたちが身近な体験をとおして、生きる力を手にし、お互いを尊重し、社会に貢献できる人間に育てる。」ことを共通の教育目標にしています。
子どもの心とバランスとれた発達を促すには、発達の段階に応じて子どもの生活時間を重視した活動と食事が欠かせません。特に人格の基礎が培われていく幼児期は、基本的生活習慣が身に付く時期であり、個々の生涯にいたる健康づくりの基礎を養うためにも、正しい食習慣を身につけることが重要であります。
この食育計画は、食育基本法の理念にはかり、本園が50年にわたって実践してきた食事指導と、さまざまな体験活動の実績をいかして、学校法人双葉学園に在籍する幼児の特性を考慮して策定しました。
年間を通した食育指導については、保育と食育の整合性を図り、毎日の生活の中で達成が可能な具体的な指導内容としました。この食計画に基づき、子ども自らが食に関する知識を身に付け、「食を営む力」の基礎を養うことを目指します。
2.食育計画の位置づけ
幼稚園には,文部科学省幼稚園教育要領に基づいた指導計画があります。食育計画は、この計画と連動したものとしました。また、幼稚園においては「早寝・早起き・朝ご飯」が推進されています。
本園の食育推進計画はこれを意識した内容でまとめました。
3.食育計画の対象
幼児の食生活は、家庭との関わりを抜きに考えることはできないので、本計画では、園児だけでなく、栄養士、教諭、保護者も対象者に含めることにしました。
園児の食行動を家庭からアプローチするとともに、園児を通じて園から家庭の方へもアプローチを図ることで、将来を担う園児たちの食育を総合的に推進します。
また、食育は、栄養士や幼稚園教諭、保護者に加え、地域も一緒になり、「地域ぐるみ」で食育を推進していきます。