幼児期の食育はその発達過程に応じるために、日常の食事・給食に関連して、慣れ親しみ、食の感性を育てていくことが重要です。
本園では、4つの柱を挙げ、それぞれに目指す子ども像を掲げました。「食物と体の関係」、「正しい食習慣」、「友達と楽しく食事をとること」を経験しながら、食に対する正しい感性を培います。
(1)健康な体の実感 「努力する子ども」
① 食べものと体の関係を知る。
- 食べ物を食べて生きていることを実感する。
- 空腹感を感じる。
- 食べ物や身体のことを話題にする。
② 正しい生活習慣を身につける。
- 早寝、早起き、朝ご飯、朝うんちをする。
- よく噛んで食べる。
(2)日本の食文化の継承 「素直な子ども」
① 食べものと体の関係を知る。
② 郷土料理を体験する。
③ 食文化に興味をもつ。
- 行事食や郷土料理の由来を知る。
- 正しい箸の使い方や食べ方を知る。
(3)栽培・調理など体験重視「たくましい子ども」
①食物の大切さを知る。
- 季節の野菜や果物の栽培を通じて、自然と作物の成長の関係を知り、収穫の喜びを体験する。
- 自分で栽培した野菜の調理を通じて感謝して食べることを知る。
②自然環境(土・水・太陽)と食べものの環境を知る。
- 給食残采の堆肥作りと畑の土作りから、自然の循環を知り、環境に興味を持つ。
(4)世代間交流 「やさしい子ども」
①いろいろな世代の人と食の場で交流する。
- 各学年のお友達と一緒に食事をすることを楽しむ。
- お年寄りや地域の人と一緒に食事をすることを楽しむ。